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    大学企画展「福村惣太夫 2018年の仕事」開催

    2019年11月01日(金) 文学部新着情報

     9月17日(火)から10月19日(土)まで、岡本キャンパス5号館1階のギャルリー・パンセにて、「福村惣太夫 2018年の仕事」展が開催されました。1936年生まれの福村惣太夫氏は、京都府亀岡市にある社会福祉法人松花苑が運営するグループホームで暮らしています。福村氏は、現在の施設の前身であるみずのき寮で1964年に始まった「絵画教室」の開設当初からの中心的メンバーの一人で、83歳になられた現在も制作を続けています。本展では2018年の1年間に制作された全85点の作品から、独特の形と色で自らの世界を表現してきた福村氏の現在に迫るものです。

     この展覧会の企画・運営は、文学部の博物館学芸員養成課程(美術領域コース)の学生12名が行いました。博物館学芸員資格の取得を目指す学生たちは、福村氏が制作を行う「みずのきアトリエ」の講師で美術家の森太三氏や学芸員資格を持つ大学教員の指導のもと、チラシ作り、展示プランの構想や実際の展示作業、会期中のトークイベントの運営など、展覧会を開催するために必要な一連の仕事を行い、チームで話し合いながら役割分担を決めて作業を進めました。展覧会終了後、すべての作品を安全に撤収し、展示壁面にできた釘の穴を埋めてペンキを塗り直した時には、安堵感と達成感に満たされつつ、息の合ったチームでの充実した活動が終わってしまうことに寂しさも感じていました。(文責:文学部人間科学科教授 服部正)


    展示風景。作品の配置は学生たちが長い時間話し合って決めました。

    展示作業風景。自分たちで考えて、効率よく協力しながら作業が進められるようになりました。

    福村惣太夫氏ご本人が展示を見に来てくださったことに、学生たちは感激していました。