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    大学4年生の夏休み

    2020年9月24日(木) フロンティアサイエンス学部新着情報

    フロンティアサイエンス学部(FIRST)では6月中旬より、実験科目に限ってキャンパスでの教育活動を再開しています。新型コロナウイルスの感染予防のための様々な制約がある中で、FIRSTの学生は前期分の実験を終えることができました。

    その中でも4年生の学生は、夏休み返上で実験に取り組んでいます。自分が所属する研究室で実験を行う「ナノバイオ卒業研究」は必修科目です。大学での学修の集大成となる卒業研究発表会と卒業論文提出に向けて、学生はたくさんの実験データを準備する必要があります。登学できなかった期間の遅れを取り戻すために、各研究室では学生が熱心に実験に取り組んでいる姿が見られます。



    写真に写っている学生のうちの1人は、今春に1年間のアメリカ留学から戻ってきた学生です。実験にブランクがあって不安だと言っていましたが、いまでは問題なく実験に取り組めています。また別の学生は、来年に国立大学の大学院へ進学することが決まっており、現在の研究テーマで成果を出すために毎日実験をしています。FIRSTでは、企業に就職する学生だけでなく、大学院に進学する学生も少なくありません。FIRST学生の就職・進路データは、学部のホームページキャリアセンターのホームページで公開しています。こちらも是非ご覧下さい。

    ほとんどの4年生は大学卒業後の進路が決まっているので、これからは自分の研究活動に集中することができます。研究活動は、「データを分析する」「発表をする」「文章を書く」「計画を立てる」などの、社会で必要とされる能力を磨くことにつながります。大学生最後の夏は学生が大きく成長する時期と言えます。
    (文責:中野修一)