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「甲南大学FIRST/FIBER産学連携サロン=Part 13= 神戸医療産業都市クラスター交流会~分子設計が拓く未来〜」を開催しました

2019年6月25日(火) フロンティアサイエンス学部新着情報

 2019年6月7日(金)、ポートアイランドキャンパスのレクチャーホールで、「産学連携サロンPart13」が行われました。
 「産学連携サロン」は、甲南大学FIRST、FIBERがポートアイランドキャンパス開設の当初より、神戸医療産業都市の中の研究教育機関として、企業や公的機関、研究機関等と様々な形での連携を推進し、地域の発展に貢献することを目的として毎年開催しています。
 13回目となる今回は、神戸医療産業都市の進出企業・団体をはじめとする研究者、FIRSTの学生含め、123名の参加がありました。

 FIRSTならではの「アイランドシップ連携」の一つである「産学連携サロン」の様子をレポートします。

 開会の挨拶として、西方敬人教授より、再生医療や医療機器開発などに取り組む神戸医療産業都市のめざましい発展、また甲南大学フロンティアサイエンス学部がメディケミカル拠点プロジェクトを立ち上げて、先端生命工学研究所とともに健康科学に「化学」の視点を取り入れた新たな発想で未来を切り拓く研究活動を推進している現状についての紹介がありました。

 続いて、第一部のFIRST/FIBERの研究紹介では、赤松謙祐教授が「ナノマテリアルを設計する」、川上純司教授が「機能性DNA/RNAを設計する」をテーマに発表しました。

 第二部の神戸医療産業都市の進出企業紹介では、はじめに、千寿製薬株式会社 研究開発本部 総合企画担当の木藤学志様より「千寿製薬の取り組み~眼科のスペシャリティファーマとして~」をテーマに、千寿製薬の眼科用医薬品開発を中心に現状と今後の取り組みについて講演いただきました。

次に日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社神戸医療研究所 人見香織様より「創薬オープンイノベーションの取り組み~ベーリンガーインゲルハイムの場合~」をテーマに、オープンイノベーションへのグローバルでの取組みと、その日本拠点である神戸医薬研究所の活動事例を紹介いただきました。

 最後に、大日本住友製薬株式会社 技術研究本部 製剤研究所 主席研究員 村上貴之様より、「DDS技術を活用した医薬品開発事例」をテーマに、近年、医薬品として既に承認を受けている薬物について、ドラッグデリバリー技術を活用した新たな付加価値を付与する具体的な事例について紹介いただきました。

 第3部では、神戸大学大学院工学研究科・応用化学専攻、生体機能材料化学グループの大谷 亨先生より 「化学的視点からのがん治療アプローチ: 薬物あり・なしで効く生体材料の設計」をテーマに、化学の立場から、抗がん剤及び抗がん剤の副作用の軽減等のがん治療を目的とした生体材料を設計・合成し、臨床展開へとつなげるための研究アプローチについて紹介いただきました。

 講演会後には、フロアから寄せられた様々な質問や意見にも回答いただき、有意義なセッションとなりました。
 会場をカフェテリアに移して催された第4部の懇親会では、参加いただいた講師の先生方をはじめ、多くの方々に出席いただき、産学連携の活発な交流を深める機会となりました。

 産官学の「学」から発信する「産学連携サロン」ですが、FIRSTでは学生にも積極的な参加を促しています。参加した学生は、企業研究者からの研究紹介もさることながら、研究者同士のディスカッションに圧倒されることでしょう。FIRST生は、キャンパス内外での様々な交流を通じて、社会人として必要な力として身につけていきます。
 来年も多くの新入生が、この「産学連携サロン」に参加して、この立地を最大限に活かしたFIRST流の学びを得てくれることを期待しています。
【ポートアイランドキャンパス事務室】