経営学部奥野ゼミでは、毎年夏に2泊3日の合同ゼミ合宿を行っています。今年も8月31日から9月2日まで、別府で行われた経営学合同ゼミ合宿に参加しました。この合宿は、北は北海道から南は大分までの全国から経営学を学ぶ学生が参加する合宿です。予め決められたテーマにそって各ゼミで研究をし、プレゼンテーション大会を開催します。すでに20年以上も継続的に開催されてきた伝統ある合宿です。

　今年のテーマは「ソーシャル・イノベーション」でした。奥野ゼミは、ホームレス問題に注目しました。世界のホームレス問題を解決するために、英国発のビッグイッシュー（BI

G  ISSUE) という雑誌があります。定職を持たないホームレスの人がこの雑誌を販売し、その一部を収入として蓄え、ホームレスから脱出することを助けています。ゼミでは、ビックイッシューを販売する大阪事務所を訪問し、話をききました。他大学からは、世界的な水不足や貧困の問題をとりあげ発表していました。身近な問題として、歩きながらのスマートホンの操作への対策を考えたゼミもありました。入賞は逃しましたが、150名以上の大学生の前でプレゼンテーションをするという経験は貴重なものでした。2泊3日の間には、夕食会や表彰式も行われ、他大学との交流もすることができました。

　来年は東京での開催です。奥野ゼミではこのような学外での活動、他大学との交流を積極的に行っています。

 

　合宿チーフを務めた経営学3回生甲斐円香さんの言葉

「無事に、ゼミ合同合宿が終了しました。途中ハプニングもありましたが、今までみんなで頑張って作り上げてきたものを、充分に発揮できたのではないかと思います。結果は優勝には及びませんでしたが、他校の学生のプレゼンを見て、得たものは大きいです。この合宿を生かし、更に飛躍できるように精進します。」

 

 

（文責・経営学部　奥野明子）