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    「更生保護プロジェクト報告」~現場で学ぶ刑事政策ゼミ・レポート第3弾~

    2017年11月10日(金) 法学部新着情報
     11月3日、罪を行った人や非行少年の立ち直りを地域社会で支える、東灘区保護司会、更生保護女性会、BBS会、甲南大学法学部前田ゼミの四者協働で「更生保護プロジェクトIN摂津祭」を実施しました。
     当日は、法科大学院棟の法廷教室において、受刑者が刑務作業で製作した製品の展示やポスターの掲示など広報活動を行いました。

    (東灘区保護司会撮影)
     

     DVD『二つの道』の上映に引き続いて、前田ゼミの学生たちにより、コンビニ強盗をした少年の事件をテーマに、『模擬少年審判』が行われました。普段見る機会もある刑事裁判とは異なる少年審判廷の手続きと学生たちの迫真の演技を多くの皆さんにご覧いただくことができました。(上の写真は、通常の模擬法廷に家庭裁判所の少年審判廷を急造しました)。

    (東灘区保護司会撮影)

     模擬少年審判に引き続き、保護司会、更生保護女性会、BBS会の皆さんにゼミの学生も参加して、パネルディスカッション『戻らない 戻さない』が行われ、みなさんの活動の様子や社会復帰にとっての「居場所」と「仕事」の重要性などが熱く語られ、ご参加いただい市民の方々との間でも、現代非行の特徴などについて質疑と応答が行われるなど、「参加型」の取組みが行われました。
     この活動の翌週、学生たちは神戸家庭裁判所に伺って、家庭裁判所調査官から少年非行の現況や少年審判手続きについて詳しく学びました。
     また学生たちは、12月23日に、甲南大学で行われる公開研究発表会『リサーチフェスタ』に参加します。
     さらに、youtube「チャンネル東灘区保護司会」で動画を公開しています。そちらもご覧ください。(法学部教授 前田忠弘)