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    更生保護制度施行70周年記念近畿大会に参加しました

    2019年12月13日(金) 法学部新着情報

     2019年11月28日、神戸文化ホールにおいて開催された、「更生保護制度施行70周年記念近畿大会シンポジウム「令和の時代に更生保護が目指すもの」に参加しました。

     シンポジウムでは、パネリストに今福章二法務省保護局長、太田達也慶應義塾大学教授、薬物依存から回復し社会復帰を目指すためのリハビリ施設「日本ダルク」を創設された近藤恒夫氏、、犯罪被害者遺族でありNPO法人「はぁとスペース」理事長をされている山本美也子氏を迎え、藤岡淳子大阪大学大学院教授をコーディネーターとし、地域社会において、更生保護が目指すべき方向についてそれぞれの立場から意見交換が行われ、「誰一人残さない」社会を目指して更生支援を進めていくことの大切さを再確認する機会になりました。

     シンポジウムを通して、私たちは「知る」ことの大切さを学びました。とりわけ犯罪被害者遺族、薬物依存を経験された方など当事者からの発言には説得力と重みを感じました。被害者を生まないためには加害者を生まないこと、加害者を生まないためには更生支援・再犯防止が不可欠です。被害者や加害者、その家族が抱える様々なニーズに対して、息の長い支援を行うためには地域の「チカラ」が必要です。それは人と人との繋がりがあってこそ実現可能となることを強く感じました。



     私たちも、当事者や現場の実践者など様々な方の声に耳を傾け、「知る」ことを続けていきたいと思います。
    (法学部3年 小林里江 橋本葵)