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    更生支援プロジェクトin摂津祭 2019 を実施しました

    2019年12月09日(月) 法学部新着情報

     2019年11月4日、「ある日、友達が捕まったら~更生への道~」と題して、甲南大学12号館法廷教室において、更生支援プロジェクトを実施しました。この取組みは、保護司やBBS会員と刑事政策ゼミの学生が中心となって行う地域連携更生支援活動の一環であり、今年で3年目の開催となります。
     今回は、非行少年の発見から少年審判、そして社会復帰への一連の過程を地域で更生支援に取組むボランティアや地域住民の方々とともに学ぶ機会として実施しました。



     まず東灘警察署の山下恭範氏から「少年の健全育成について」と題して、警察から見た少年非行の現況と背景についてわかりやすくお話しいただきました。
     つぎに、学生とBBS会員により、万引きに関する事件を題材にした模擬少年審判が行われました。
     さらに、9月に保護司、BBS会員、社会福祉士の方々と参観した非行少年とかかわる県内の矯正施設(児童自立支援施設、少年院、少年刑務所)と更生保護施設で学んだことをふまえた意見発表が刑事政策ゼミの学生から行われ、また、東灘区保護司会本山支部長山下敬一氏からは「少年の立直り」について意見発表が行われ、最後にフロアーとの意見交換を経て閉会となりました。当日は、地域の方々20名を含む53名の方々にご参加いただき、とても意義深い、更生支援を学び、推進する機会となりました。



     終了後、BBS会員、刑事政策ゼミの学生たちは、各自が学んだことについて語り合い、ハワイ州の大学生の参加も得て、更生支援活動の意義とこれからの活動の課題について熱い意見交換が行われました。
    (前田忠弘 法学部教授)