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    刑事政策ゼミで加古川学園・播磨学園を参観しました

    2019年10月18日(金) 法学部新着情報

     ゼミ合宿3日目、9月6日の午後、第1種少年院の加古川学園・播磨学園を保護司さんとともに参観しました。少年院は、家庭裁判所において少年院送致の保護処分を言渡された少年を収容し、教育する施設です。
     服部加古川学園院長から、少年院と少年刑務所の違い、少年院の種類、少年院での生活、社会復帰に向けた取組みなどについて、わかりやすい説明をいただき、とても学びの多い時間でした。講話に引き続いて、加古川学園・播磨学園を参観させていただき、日々の生活を過ごしやすく、社会復帰に向けた学習に集中できるよう工夫されていることが理解できました。
     今回のゼミ合宿では、少年法上の保護処分を言渡された少年を収容する「児童自立支援施設」と「少年院」、刑事処分を言渡された少年を収容する「少年刑務所」、そして施設と社会を架橋する「更生保護施設」を参観し、処遇の実際を学ぶことができました。
     これらの施設はそれぞれ違った役割を担っていますが、どの施設も目指す方向は同じであります。それは、少年の健全育成と非行の克服に向けて、「誰一人取り残さない」社会を実現することにあります。今回の刑事政策ゼミ合宿は、更生支援と再犯・再非行防止の取組みについて真摯に考えるきっかけとなりました。少年の「居場所」と「出番」を確保することに向けて、できる範囲で少しでも自分なりの努力をしたいと感じました。
    (法学部3回生 橋本葵 奥村諒)