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    刑事政策ゼミで播磨保正会を訪問しました

    2019年10月16日(水) 法学部新着情報

     ゼミ合宿二日目の2019年9月5日午後、更生保護施設「播磨保生会」をゼミ生13名、BBS会員1名、社会福祉関係者10名、保護司1名で訪問しました。
     犯罪や非行を行った人の中には住むところもなく、頼るべき親族もいないなど、社会復帰の意欲が強くてもその実現が難しい環境にいる人が大勢います。このような人たちに宿泊する場所や食事を提供し、就労支援などの必要な保護を行い社会への架け橋として手助けをするのが、更生保護施設です。
     最初に神戸保護観察所の市田保護観察官から更生保護制度の概要について説明があり、その後、米田施設長から事例に基づく、更生保護の実践と課題について貴重なお話を伺いました。地域や多機関と連携することの必要性と大変さなど、更生支援と再犯防止に関する実践的課題を詳しく学ぶことができました。
     講話に引き続き、入所者が使用されている食堂、居室、娯楽室、浴室などを案内していただきました。実際に生活されている現場で学び、入所されている方々の日常の様子を「知る」ことで、更生支援の必要性に関する理解を深めることができました。
     今回、更生支援に関わる多くの方々と播磨保生会を訪れ、多機関連携の一端を実際に学ぶことができました。理念や目標が異なる機関間でどのように連携し、協働していくのかという不可避の研究課題に触れることができたように思いました。
    (法学部3回生 小林里江、藤村優花)