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    再犯防止と更生支援について兵庫県内4施設で学びました

    2019年10月04日(金) 法学部新着情報

     再犯防止は、被害者、加害者のみならず、すべての人々に安心・安全な生活を確保する重要な課題となっています。しかしそれは、犯罪者や非行少年を処遇する専門機関のみならず、行政、福祉、医療、教育に関わる人々の支援、地域社会の人々の理解と協力なしでは達成できないとされています。
     そこで今年度、法学部刑事政策ゼミでは、地域で更生支援活動を行っている方々と勉強会を行い、学びを深める活動を行っています。その活動の一環として、9月4日から6日、家庭裁判所で保護処分を言渡された少年を収容して教育する児童福祉施設である「兵庫県立明石学園」、少年矯正施設(少年院)である「加古川学園・播磨学園」、裁判所で刑事処分(刑罰)を受けた者を収容する「姫路少年刑務所」、さらに、少年院や刑務所から釈放されたけれども、直ちに地域社会で自立更生できない人に宿泊や食事を提供して、社会復帰の支援を行う更生保護施設である「播磨保正会」を保護司、BBS会員、社会福祉士等の地域社会での支援を行われている方々とともに訪れ、学修する機会を得ました。




     それぞれの訪問させていただいた施設での学びについては、今後、参加したゼミ生から報告させていただく予定です。
    (前田忠弘 法学部教授)