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    International Theatre Company London甲南公演『夏の夜の夢』大盛況のうちに終了

    2019年6月03日(月) 文学部新着情報

     甲南大学文学部では、Konanプレミアプロジェクト2019の「ぶんたすプロジェクト」の一環として、5月25日(土)にイギリスの劇団International Theatre Company London(以下ITCL)を招聘し『夏の夜の夢』の公演を主催しました。
     今年で2回目となるこの企画には、シェイクスピア劇を英語上演(字幕付き)で見られる貴重な機会ということもあり、申し込み開始直後から学内・学外双方から順調に申し込みが入り、300名以上が集まる盛況ぶりでした。
     ITCLの恒例として6名の役者で主要な役を全て演じる形態で、『夏の夜の夢』でもボトムとディミートリアス、パックとライサンダ―など、一人一人が重要な役を2役以上こなす忙しさながら、期待を裏切らない喜劇に仕上げてくれました。時には「まるで吉本?」と思わせる大げさなアクションや、突然携帯電話を取り出して「もしもし」と日本語で応答する演出なども楽しめる要素でした。
     甲南大学の学生はもちろん、近隣の高校・大学生にも多くご来場頂き、若い人々にシェイクスピア劇の面白さを伝えることが出来たという意味でも有意義な企画だったと思います。また、終演後にはITCLの役者さんたちに観客から直接質問できる機会としてクエスチョン・タイムを設けました。会場に残って下さった30名弱のお客様からは、劇の設定やテーマについて、またこのプロダクションにおける演出の工夫についてなど様々な質問が出され、観客・役者の双方にとって大変貴重な機会となりました。
     会場設営、受付、案内などは英語英米文学科の学生が手伝ってくれました。アンケートでは学生たちの対応の良さに対するお褒めの言葉とともに、今回の企画そのものに対する感謝と満足のお言葉もたくさん頂きました。ご来場下さったお客様にもご満足いただけたと同時に、裏方の学生たちにとっても貴重な機会だったと確信しております。

    (文学部准教授 杉浦裕子)