生命化学科
研究を中心とした学びのスタイルを実現。
実践的な学びを積み重ねて、最先端の研究へ。

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4つの研究ゾーンがあり、分野を横断して多面的に学びます。
バイオサイエンス、ナノバイオサイエンス、ナノサイエンス、ケミカルサイエンスの4つの研究ゾーンがあります。
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研究者に必要なスキルを学びます。
1年次から専門実験がスタートし、2年次には高度な分析機器も使えます。
3年次では卒業研究レベルの実験を実施します。 -
学生一人ひとりに専用デスクとロッカーなどを備えた「マイラボ」があります。
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学外の研究所、医療、製薬、食品、化粧品などの企業と連携した学びがあります。
ゼミナール紹介SEMINARS
テーマ | 教員 |
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「化学と生物学を駆使して新しい医療技術を生み出します」 | 生命高分子科学研究室: 長濱宏治 |
「がん化およびがん転移のメカニズムを解明しています」 | 腫瘍分子生物学研究室: 川内敬子 |
「発生,免疫,ガンなどの仕組みを分子レベルで解き明かします」 | 分子細胞発生学研究室: 西方敬人 |
「DNAやRNAをクスリとして使う、核酸医薬を研究しています」 | 遺伝子薬学研究室: 川上純司 |
テーマ | 教員 |
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「生体分子を用いてナノからバイオまで役立つ技術を開発します」 | バイオ計測化学研究室: 臼井 健二 |
「細胞と遺伝子に化学でアプローチして世界に発信します」 | 分子設計化学研究室: 三好 大輔 |
「生体分子の優れた機能を物理と化学を使って解明しています」 | バイオ分子機能研究室: 中野 修一 |
テーマ | 教員 |
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「ナノスケールの箱を用いて新しい触媒の開発をしています」 | 機能システム化学研究室: 髙嶋 洋平 |
「プラスチックと金属を接合して曲がる電子回路を作製しています」 | ナノ材料化学研究室: 赤松 謙祐 |
「ナノサイズの材料と空間が融合した新しい材料を作製しています」 | 無機光化学研究室: 鶴岡 孝章 |
テーマ | 教員 |
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「生命現象をヒントに診断薬、食品、化粧品の機能を高めています」 | 生物有機化学研究室: 甲元 一也 |
「生体内の金属イオンの働きを学び、医療や産業に活かす研究です」 | 生物無機化学研究室: 藤井 敏司 |
「有機合成を武器に新しい材料や薬を創りだす研究をしています」 | 有機合成化学研究室: 村嶋 貴之 |
「環境汚染や食品成分を色で知らせる高分子を作製しています」 | 機能性高分子研究室: 松井 淳 |

核酸の非標準構造の研究から、
がん治療薬などの開発に貢献。
細胞内の特殊な分子環境における核酸などの生体分子の物性を解明する研究をしています。たとえば、がんに関係する遺伝子が形成する4重らせん構造を標的とした化合物の発見や、ガン細胞の増殖に関連したNRASというタンパク質を阻害するために、それをコードするRNAを狙った分子標的薬の開発などをおこなっています。試験管や細胞レベルでの成果を、マウスなどに展開するために、大学内外の他の研究室ともに積極的に連携しています。
卒業論文のテーマを紹介GRADUATION THESES
- - 「新規機能性核酸の取得と機能解析」(遺伝子薬学研究室)
- - 「凝集発光色素の合成と病気の診断への応用」(有機合成化学研究室)
- - 「局所投与型組織再生材料としての脂肪幹細胞ゲル」(生命高分子科学研究室)
- - 「金属ナノ粒子・多孔性有機金属錯体複合ナノ材料の作製」(無機光化学研究室)
- - 「人工ペプチドを用いたアルツハイマー型認知症の早期診断技術の開発」(生物無機化学研究室)
- - 「人工抗体を用いる食品中の健康成分の分析と抽出」(機能性高分子研究室)
- - 「がん遺伝子と結合する化合物を用いてがん細胞を特異的に検出する」(分子設計化学研究室)
- - 「人工ペプチドを用いたバイオミネラリゼーションの精密制御」(バイオ計測化学研究室)
- - 「マクロファージ活性化メカニズムの解明とがん免疫療法への応用」(分子細胞発生学研究室)
- - 「バイオエタノールの実用化に向けたセルロース分解酵素活性化法の開発」(生物有機化学研究室)
- - 「核酸がもつ酵素活性の制御法の開発」(バイオ分子機能研究室)
- - 「金ナノ粒子をユニットとした超格子構造の構築」(ナノ材料化学研究室)
- - 「がん細胞の性質を変える環境因子についての研究」(腫瘍分子生物学研究室)
- - 「二酸化炭素の資源化を目指した新規多孔性触媒の開発」(機能システム化学研究室)
私が学びで成長した理由STUDENT VOICE
「消費者教育活動を通じて、人に『伝える力』を身につけた。」
健康食品の効能などを調査する課外活動で、発酵食品について消費者に知っておいて欲しい知識をプレゼンするイベントを企画。この活動で人に伝える力が身につきました。
「大学に入ってから『覚える化学』が『創る化学』に変わった。」
高校時代までわたしにとって化学は暗記科目でしたが「どうして」を知りたくて有機合成を履修。いまや化学は自分で考え、なにかを創造するための学問です。
「がんの研究に出会ってはじめて、自分の無知を知った。」
自分の持つ知識なんてわずかで、決まりきった思考では答えを導けないことを「がん」研究で痛感。それからは色々なものに目を向け、柔軟な対応を身につけました。
「アジアに触れて、学び、将来への夢が大きくふくらんだ。」
国際交流学習でシンガポールを訪れて自分の研究をプレゼンし、多様な人種・文化の人々との交流を体験。将来は国際的に活動したいとの想いを強くしました。