経営学部では、外国語教育に力を入れています。留学を志し、外国語の勉強に特に力を入れようと考えている学生を対象に、グローバル・ビジネス（GB）コースを設置しています（☜GBコースの留学体験報告会）。また、そうでない学生諸君に対しても、高度共通教育科目のグローバル・コミュニケーションⅠ・Ⅱを学部科目表に取り込み、その履修を奨励しています。その結果、半数以上の学生がこれを履修しています。

　前期開講のグローバル・コミュニケーションⅠでは、写真にあるように、ネイティブスピーカーの教員が1クラス15人程度のクラスを担当し、実践的なビジネス英語のトレーニングが行われます。

　今年度の前期は、コロナ禍の影響でオンラインでの講義を余儀なくされました。Zoomを利用しての講義となりましたが、受講生はパソコンのWebカメラでネイティブ教員に常に顔を見られながら、いつ指名されるかもわからず、指名されれば逃げ場はないという、通常の対面講義ではありえない異様な緊張感を自宅で経験することとなりました。その結果、通常以上に教育効果の高い、非常に充実した講義となりました。

　オンラインでの講義は、対面での講義が不可能であった結果の「苦肉の策」であり、今回のケースはあくまでも「けがの功名」にすぎません。今年度は、コロナ禍により、学生諸君も教員も、通常ではあり得ない苦労をし、不便を経験しています。しかしながら、対面での講義が可能になった後も、このような今年の経験を糧に、講義のあり方や学生生活がよりよいものになっていくことが期待されます。（経営学部）