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    えん罪救済ボランティアの活動その9~台湾研修③~

    2018.1.17(水)法学部
     日本の「えん罪救済センター」(イノセンス・プロジェクト・ジャパン、IPJ)と同じく、無償でえん罪救済に取り組む団体が台湾にあります。台湾冤獄平反協会(台湾イノセンス・プロジェクト、TIP)です。
     IPJよりも早く2012年に設立され、すでにいくつかの事件の冤罪を晴らし、無罪判決を勝ち取るなど先端的な活動をしています。
    IPJとTIPは以前から交流を深めています。えん罪事件の救済に関する情報交換だけではなく、主催するシンポジウムにお互いを招待しあったり、海外の学会などで一緒にセッションを組んで報告をしたりするなどしてきました。
     12月にIPJの運営委員らが台北市にあるTIPのオフィスを訪問するイベントがありました。そこで、IPJのボランティア学生も運営委員と一緒にTIPを訪問し、海外のえん罪救済の状況について学ぶ機会を得ることができました。
     3回に渡って、学生たちが台湾研修で学んだ内容を記します。今回は連載3回目(最終回)です。
    〔以上、法学部教授・笹倉香奈〕
     
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     2017年12月17日に、台湾冤獄平反協会(台湾のイノセンスプロジェクト、以下TIP)のオフィスでお話を聞いた後、懇親会に行きました。懇親会では、オフィスでお話を聞いた際、疑問に思ったことをTIPの運営に携わっている弁護士や、実際に冤罪の被害にあわれた方に質問しました。
     台湾の女性弁護士の割合は4〜5割程で、弁護士に限らず議員も同程度の割合だと知り驚きました。日本で女性弁護士の割合は、現在2割程度となり数値は上昇していますが、国際的に見たらその足元にも及ばないと感じました。 日本は、女性が社会進出しやすい環境を作り出さないといけないと思いますし、私たち女性からも何か社会に自分自身から働きかけていきたいと思いました。
     その他には、雪冤後に冤罪被害者たちを集めて話す場を設けるなどのアフターケアをしっかり行っている事や、検察も再審請求できるということ等をお伺いすることができました。台湾では実際にそのような例があり、それによって死刑囚が無罪になったということがあったと知り非常に感銘を受けました。同じ規定が日本にもあるのになぜ使われないんだろうと疑問を抱きました。それによって冤罪事件は減り、様々な人の考えに影響するだろうし冤罪というものを沢山の人が知るきっかけになるのではないかなと思いました。
     懇親会で様々な質問が聞けた上、為になるお話を聞けて本当に有意義な時間でした。

    (写真左:@台湾冤獄平反協会オフィス /写真右:懇親会にて)
    〔以上、法学部2回生・大谷奈緒〕

     今回、私たちは初めてTIPの事務所を訪問し、数多くの事を学びました。
     私たちはTIPの事務所を訪れる前に、これまでのTIPの活動状況について知るため、日本で特集されたNHKの番組を観たり、各々でTIPについて調べたりして事前学習をしていきました。台湾では学生も実際に現場検証をしたり、会議に参加したりと、事前学習していく内に少し敷居が高いなと率直に感じました。さらに他の国の弁護士の先生方にお会いするのも初めてだったので、とても緊張しながらTIPの事務所を訪れました。
     しかし、実際には弁護士の先生方を始め、事務の方や秘書の方々もとても優しく、会議の休憩時間の際に気になったことを質問すると分かりやすい英語でとても丁寧に答えて下さり、私たちが理解できるまで説明して下さいました。日本のえん罪救済センターとはまた違う雰囲気でした。最も大きく違う点はやはり、年齢層でした。TIPのメンバーの皆さんは比較的年齢層が若く、それだけ若い世代の方々がえん罪問題に関心を持っているということなんだなと思い、日本ももっとこれから若い世代の方々はもちろんのこと、幅広い世代の方たちに活動を知っていただかないといけないと痛感させられました。
     この台湾研修で多くの刺激を受け、私たち学生ボランティアに出来ることは何か、もう一度考えてみるきっかけになりました。
     今後私たちもさらに広報活動に力を注ぎ、一人でも多くの方にこの活動を知って頂けるよう学生ボランティア一同で努力を続けていきたいと思います。
    〔以上、法学部2回生・赤井加奈〕
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