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えん罪救済ボランティアの活動その6~台湾研修①~

2018.1.10(水)法学部
 日本の「えん罪救済センター」(イノセンス・プロジェクト・ジャパン、IPJ)と同じく、無償でえん罪救済に取り組む団体が台湾にあります。台湾冤獄平反協会(台湾イノセンス・プロジェクト、TIP)です。
 IPJよりも早く2012年に設立され、すでにいくつかの事件の冤罪を晴らし、無罪判決を勝ち取るなど先端的な活動をしています。
IPJとTIPは以前から交流を深めています。えん罪事件の救済に関する情報交換だけではなく、主催するシンポジウムにお互いを招待しあったり、海外の学会などで一緒にセッションを組んで報告をしたりするなどしてきました。
 12月にIPJの運営委員らが台北市にあるTIPのオフィスを訪問するイベントがありました。そこで、IPJのボランティア学生も運営委員と一緒にTIPを訪問し、海外のえん罪救済の状況について学ぶ機会を得ることができました。
 3回に渡って、学生たちが台湾研修で学んだ内容を記します!
以上、法学部教授・笹倉香奈
 
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2017年12月17日に、えん罪救済ボランティアの学生5人が、台湾のイノセンス・プロジェクト(台湾冤獄平反協会)のオフィスを訪問しました。法学部教授でありえん罪救済センターの副代表である笹倉香奈教授、センターの稲葉代表、山田事務局、運営委員の佐藤弁護士と事務所の弁護士の先生方と同行しました。
 台湾の刑事訴訟法と台湾冤獄平反協会についてやボランティアの具体的な活動等の事前知識を学んだ上で、お話を聞きました。以前よりも様々なことの理解が深まりました。訪問の翌日には、前日に聞いたことを正確に書き起こして、生徒内で討論しました。ボランティアとしての改善点も多く発見できたのでとても有意義な訪問になりました。
 台湾冤獄平反協会は、日本のえん罪救済センターより早期の2011年に設立し今現在に至るまでに4名もの人の冤罪を晴らしています。なぜこんなに早く多くの雪冤者(冤罪を晴らすことができた人)が生まれたのかと聞いてみました。台湾のイノセンス・プロジェクト が設立されたのは2011年です。しかし、実際には数年前から始動していたそうで、色んな偶然が重なり4名もの雪冤者を出すことができたそうです。
 台湾冤獄平反協会の事務所が入った建物は普通のビルでした。外観からすると全くこのような事務所があるとは思えない雰囲気でした。エレベーターを上がると、事務所の入り口に大きく「台湾冤獄平反協会」と書かれた看板があります。中へ入ってみるとグッズや新聞等がたくさんあるコーナーがまず目に入りました。宣伝部を担当されていてデザイナーであるカさんが、グッズのデザイン等をされているそうです。 ポスターカードやステッカー、雑誌、様々な宣伝グッズがありました。とてもかわいいと思い、ぜひ日本でもボランティアの活動としてグッズの作成を取り入れたいと感じました!
 
 
 少し目線を上にあげると台湾の地図があります。雪冤者が生まれた場所などが記されているそうです。少し奥に行くと、日々事務所の方がお仕事をされている場所があります。ここでは、現在8名の方がお仕事をされています。
 事務所の方々とお会いして、日本の弁護士事務所よりも働かれている弁護士さんの年齢が比較的低く、女性が多いことに気づきました。いい文化だと感じました。
 今回の台湾研修では、えん罪の問題についてより深く考え、より具体的にボランティア活動、学生にとって充実した見学となりました。ここで学んだ経験を今後に生かしていきたいと思いました。(法学部2年生・岡脇聡美)
 
 
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