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    えん罪救済ボランティアの活動 その1

    2017.4.7(金)法学部
     刑事裁判は、時として誤ってしまうことがあります。誤判・冤罪(えんざい)です。
     
     冤罪は、罪のない人にいわれのない刑罰を科すものです。無実の人が死刑判決を科されてしまい、死刑が執行されると取り返しがつきませんし、懲役刑や禁固刑に処せられて刑務所の中で拘禁をされてしまった人の自由を奪われた時間は戻ってきません。仮に「再審」が認められて無実の人が後に無罪判決を勝ち取ることができたとしても、その後に社会に復帰するときの苦労には筆舌に尽くしがたいものがあります。東住吉事件や袴田事件などの冤罪事件については、皆さんもニュースなどで聞いたことがあると思います。
     
     冤罪を訴えている人を無償で支援する日本で初めての試みである「えん罪救済センター」が、2016年4月に立ち上がりました。法学や心理学その他の研究者や、弁護士などによって始まった活動です(詳細はこちら→をご覧ください)。
     
     2016年7月から、甲南大学法学部の学生たちもこの活動にボランティアとして関わっています。
     2016年度は「甲南大学父母の会」からご支援を頂き、充実した活動をすることができました。30数名の学生が登録し、えん罪救済センターと弁護士会とが共催して開催したシンポジウムの進行補助、その他福井や鹿児島などでの関連イベントでの広報活動、日々の冤罪事件支援に必要なお手伝い(資料のファイリングやスキャナでの読み込みなど)をして、冤罪事件支援に関わる専門家のサポートをしています。

     
     また、冤罪問題や刑事司法一般の問題への理解を深めるために、裁判傍聴や刑務所参観に行ったり、実際の冤罪事件の被害者のお話をうかがったり、模擬裁判を開催して刑事司法の運用の実態について学びを深めたりしました。この活動は、2017年度も「KONANプレミア・プロジェクト」のひとつとして継続することになっています。

       
     
     甲南大学法学部だけではなく、立命館大学でも20数名の学生がボランティアとして登録しています。そこで、全体の活動の本格化に向けて、学生ボランティアの交流会を4月のはじめに立命館大学朱雀キャンパスにて開催しました。
     
     甲南大学と立命館大学、合わせて20人ほどが参加しました。学生同士の交流を深めるだけではなく、刑事事件における供述の分析や自白の研究で著名な心理学者の浜田寿美男先生(立命館大学特別招聘教授)に「なぜ無実の人が自白をしてしまうのか」ということについて、実際の供述調書をつかったディスカッションなどを通してレクチャーしていただきました。

      
     甲南大学・立命館大学以外の大学の学生にもこの活動を拡げ、えん罪の問題についてより多くの人に知っていただくと同時に、学びを深めていきたいと思っています。

      えん罪救済ボランティアの活動、2017年度もお伝えします!(文責:法学部教授 笹倉香奈)

     

     
     
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